興国寺は禅の寺であると同時に、尺八の寺であり、虚無僧の総本山でもあった。
法燈国師が禅と尺八を結び付けたのが始まりで、頭から首まで隠れる編み笠の天蓋を
かぶった虚無僧が、尺八を奏しながら普化宗を全国に普及。今も寺の行事には必ず
虚無僧が奏し、風に乗せて尺八の音を響かせている。